エリア：神奈川県横浜市中区
訪問日：2023年10月2日（月曜日）
きっかけ
このお店は、ドラマ「孤独のグルメ」season8、episode1で放映された広東料理のお店です。中華釜飯をおすすめにしていて、香港海老雲呑麺やアヒルのパリパリあげ梅ソースつけなどの特徴的な料理が目を惹き、ぜひ訪ねてみたいと思っていました。特に、ドラマの中で大魔神こと佐々木主浩が食べていたアヒルのパリパリあげ梅ソースは、つられて主人公の井之頭五郎さんも食べていましたが、とてもおいしそうでした。
訪問
場所は、中華街の山下公園寄り、みなとみらい線の元町・中華街駅から向かうと、朝陽門をくぐって、中華街のメイン通りの手前を右斜め前方に進んですぐのところにあります。平日の夕方18時頃の到着となりましたが、すでに４組１０名ほどが並んでいました。
店頭の入り口からお店の中をのぞいてみると、店内はそんなに大きくはありません。L字のカウンター席が７〜８名分ほど、手前入り口左側にテーブル席が２卓ほどあるだけです。テーブル席の一つは作業台となっていました。入り口入って、正面あたりに階段があり、そこから上がって、２階にも席があります。
20分ほど待って、店内に案内されました。２階席に通されましたが、２階には窓に面してカウンター席があり、テーブルは、４人掛けが５〜６卓ほどありました。
注文したもの
席に通されて、まず言われたことが、シェフ一人で調理しているので、多少時間がかかり、注文は１回でお願いするとのことでした。追加の注文は基本的にできません。注文したものは、まず、香港海老雲呑麺（税込980円）を各自一つづつ、シェアするために、腸詰干し肉貝柱釜飯（税込1,680円）、カニ肉入りチャーハン（税込1,600円）を注文しました。アヒルのパリパリあげ梅ソースつけを注文したかったのですがすでに売り切れ、丸鶏の塩蒸し焼きも店頭に売り切れの表記がされていました。代わりに、おすすめされたアヒルの醤油煮1/2羽（税込3,000円）を注文しました。注文をしている間、いろいろと料理をすすめられます。野菜がないから空芯菜はどうか、当店自慢の車えびのチリソース煮はどうか、追加できないので、持ち帰りできるからとの圧がけっこう強いものがありました。ちなみに、帰り際店内で車えびのチリソース煮を食べている人がいましたが、そのえびの大きさにはびっくりしました。１尾が小ぶりのげんこつくらいありました。
最初に出てきたので、アヒルの醤油煮です。注文してから５分もかからずに届けられました。味が十分にしみたアヒルの肉は、意外とあっさりで、クセもなく、おいしくいただけました。1/2羽で注文しましたが、３人で食べるにはちょうどよい量でした。
次に、アヒルに続いて、意外にも腸詰干し肉貝柱釜飯が出てきました。一番時間がかかると思っていましたが、５分そこそこでしたので、びっくりしました。おそらく見込みで準備をしておいて、あとは仕上げだけにしているのだと思います。運んできてくれたかたが、写真を撮っている間待ってくれて、写真を撮り終えると、釜飯全体をかき混ぜてくれます。中華乾物の旨みが詰まったおいしい釜めしに仕上がっています。量的には、一人でも余裕で食べられるくらいの量です。
次に、５分ほどおいて、カニ肉入りチャーハンが運ばれてきました。カニ肉がしっかり入ってはいますが、ごく普通のチャーハンです。量的には少なめに感じました。
チャーハンが運ばれてから、５分以上経って、香港海老雲呑麺が運ばれてきました。小ぶりのどんぶりです。スープは、透き通った上湯ベースですが、洗練された旨みではなく、雑味を含んだ旨みのスープです。これぞ中華スープというような味でした。麺は、想像していたものとは、まったく違うタイプです。色味は中華そばですが、硬めに茹でたビーフンみたいで、すすると麺に固さを感じます。また、伸びにくい麺でその固さが最後まで残っていました。海老雲呑は、具がぎっしり入っていて、えびもぷりっぷりっとしていて、とてもおいしくいただけました。
麺がとても特徴があるものでしたので、どのような麺を使っているか調べて、上の記事にたどり着きました。香港から取り寄せている極細の卵麺のようです。記事にも記載されていますが、『細くてボソボソとした「輪ゴム麺」と呼ばれる特徴的な麺』という表現がまさにそうです。この麺とぷりぷりでツルンッとした海老雲呑、雑味っぽい旨みにあふれたスープのすべての相性が抜群と思えました。
全般的にはおいしいものでしたが、価格と比べて量が少なく感じました。もう少し料理のボリュームがあるともう少し満足できたと思います。中華街ですから、しょうがないかも知れませんが、頼むときにもう少しバランスを考えて頼まなければいけないと思っています。
また食べたい度（個人的な感想）
味はおいしいのですが、料理のボリューム感が価格と比べて、少ないように感じました。また食べたい度「○」です。ごちそうさまでした。
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