エリア:東京都世田谷区
訪問日:2023年11月1日(水曜日)
きっかけ
東京ラーメンフェスタのイベントを初めて知ったのは、コミック版の「ラーメン大好き小泉さん」を読んだことによります。公式サイトをみる限り、秋の風物詩とうたっているので、相応の回数をこの時期に開催していると思われます。全国の人気ラーメンが一堂に会するというイベントでもあり、ラーメン好きとしては、一度は訪れてみたいと思っていましたので、期間中の同行者とスケジュールが合うタイミングで訪れてみました。
訪問
東京ラーメンフェスタ2023の会場は、駒沢オリンピック公園中央広場です。公式サイトでは、イベントとしての駐車場を用意していないため、公共交通機関での来場をお願いしていました。私たちは、そこまでよく確認していなかったため、車で会場まで向かい、平日の午後13:00頃の到着でもあったためか、幸いにも駒沢オリンピック公園の駒沢通り沿い陸上競技場脇の駐車場にすんなりと駐車することができました。
オリンピック記念塔近くの中央広場が会場となっています。開催期間は、10月26日(木曜日)から11月5日(日曜日)の11日間。期間中に、前半が第一幕、後半が第二幕と、出展者が入れ替わることになっていました。私たちは、11月1日(水曜日)の第二幕初日に訪問しました。
会場内は、平日にも関わらず、多くの若い人を中心ににぎわっていました。
駒沢オリンピック公園中央広場の会場内にある本部インフォメーションの裏手に、チケット売り場があります。チケット購入の際、キャッシュレスはすべての窓口で購入できますが、現金だと一つの窓口に限られています。使用できる支払い方法は、画像にあるとおりです。
会場内でラーメンを受け取るには、1枚1,000円のチケットを購入して、各ラーメンブースでこのチケットを提示し、チケットと交換する必要があります。それぞれのラーメンブースで、トッピングの追加を注文できますが、そちらの支払いはすべて現金となっていました。この日、2杯のラーメンを食べましたが、どこのブースも発泡スチロールのラーメンどんぶりで提供されていて、実際に食べてみると、少し割高かなと思えました。
本部インフォメーションでは、公式ガイドブックを無料で配布していました。また、限られた時間ではありましたが、ラーメンデータベースの公式キャラクターである「なるとちゃん」が、本部インフォメーション前に出てきて、来場者とのふれあいや記念撮影などを行っていました。
注文したもの
ラーメンブースの列は出展者によって、かなり差が生じていました。あらかじめ出展しているラーメンをチェックしておき、細麺の塩ラーメン系の2種類を食べてみることを決めていました。
特製ねぎダレ!牛タン塩中華そば2023(仙臺くろく)
最初の一杯は、ここ「仙臺くろく」の「特製ねぎダレ!牛タン塩中華そば2023」に並んでみました。この出展者の列は、ラーメンブースの中で長いほうになっていました。およそ10分ほど待って、ブース前の向かって左手の店前で担当のスタッフにチケットを見せて、トッピングを指定して注文します。もう一杯食べる予定ですので、基本のもので注文しました。並んでいた他のかたは、基本のものを注文するひとが半数以上でしたが、トッピングを注文したかたは、オススメの「特製豪華贅沢盛り」を頼んでいました。何度かこのフェスタに来場して、いろいろ食べ比べする場合には、トッピングのセットを頼むのもありかなと思います。
注文してブースの向かって右手の店前の列に並んで、できあがりを待ちます。基本的には注文した順番で提供されます。注文してからおよそ3分程度でできあがりました。このお店では、プラスチップ製の小さなレンゲを付けることができます。受け取って、会場内で空いているテーブル探して、テント内のテーブルを確保しました。平日でもかなり多くの来場者がありましたが、食べる人の回転も早いせいか、二人程度であれば、なんとかテーブルを確保できるくらいの混み具合でした。
さっそく、発泡のどんぶりからスープをすすってみます。多少にごりのある透明なスープは、塩かどが少し感じられる、おそらく鶏だしベースに貝系の出汁を加えたあっさりめの味ですが、こくはじゅうぶんにあります。こういうタイプのスープは私好みです。極細のストレート麺は、こしも適度にあり、スープとのバランスもいいように思われました。トッピングの牛タンは薄くスライスされていて、食感もタンを感じさせるものではありますが、このようなイベント会場ではやむを得ないのでしょうか、食肉加工品を感じさせるレベルではあります。でも味は悪くありません。特製のねぎダレは、特製というだけあって、この一杯によくあっていると思います。ゆずの風味もあって、どちらかというとしょっぱさを感じるスープをまろやかにしてくれているようです。
また食べたい度
おいしくいただけました。また食べたい度は、「○」です。このイベント向けに監修されたもののようですが、仙台に行く機会があれば、このお店を訪ずれてみたいと思えました。
京鴨と羅臼昆布の塩そば(拳ラーメン)
一杯目を食べ終えて、再度チケット売場に向かい、新たにチケットを購入して、二杯目のお店に向かいました。やはり事前に決めていた塩ラーメン系のもう1つの出展者、「拳ラーメン」です。待ち列は、先ほどの「仙臺くろく」同じくらいでした。待った時間も同じくらいで、10分ほど並んで基本のものを注文しました。注文するシステムは、前の出展者と同じです。
ブース内で作っているところを並んでいる間に見ることができますが、仕上げの少し前にオイルみたいなものを小さなレードル1杯ほどかけていました。ブース前にいるスタッフに、そのことを聞いたところ、それが作り手のこだわりみたいなことを言っていました。その正体は、これがうろ覚えなのですが、たしか「昆布オイル」と言っていたと思います。聞いた時は、出汁系のオイルで、なるほどと思ったのですが、後から思い出してもはっきりとは思い出せません。
受け取って、まずはどんぶりの大半をおおう肩ロースと思われるチャーシューが目を引きました。この出展者にはレンゲがありませんでした。出展者のほうで独自にレンゲを用意しているのでしょう。また、テント内に向かいましたが、二人程度の席は、なんとか確保することができました。
まず、スープをすすります。あっさりめの味で、塩味もまろやかです。京鴨と羅臼昆布は、出汁に使われているようで、スープのこくは十分にあります。スープ自体は十分においしく仕上がっています。トッピングされている九条ネギも全体の味を引き締めています。細麺の麺も少し縮れがあり、少しやわらかめになっていて、スープとの相性もいいように思えました。大判のチャーシューは、見た目のインパクトだけでなく、比較的うす味でラーメンをよく引き立てています。
また食べたい度
こちらもおいしくいただけました。また食べたい度「○」です。こちらも京都を訪れる機会があれば、このお店で食べてみたいと思いました。
また来たい度
このイベントには今回が初参戦です。ラーメンフェスタの名前どおり、お祭りですね。お祭りの屋台というものは、中学生くらいの頃から魅力を感じなくなり、現在に至ります。
これまで、このようなイベントにはあまり出かけることがありませんでしたが、昨年くらいからいくつかのイベントに参加してみました。やはり、コスパだけを考えると、あまり魅力は感じませんが、実際に訪ねてみると、その雰囲気を味わいことはありかなと思えるようになりました。
総合的にみて、また来たい度は「△」です。開催期間中にタイミングが合えば、また来たいと思います。
トピック
会場近くのオリンピック記念塔の脇に、常設の売店がありました。パークス駒沢オリンピック公園中央広場店です。そこで、プレミアムソフトクリームのマンゴー(税込450円)を食べてみました。普通においしく、帰路に着く前の軽い休憩にはなりました。
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